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間違う力
AIについての文章を読んでいると、ときどき、整った答えを出すAIと、間違ったり寄り道したりする人間を対比する話に出会います。人間は不完全だからこそ面白い。間違うからこそ、予定になかった場所へ行ける。そういう見方もあるのだと思います。ただ、私... -
北大路欣也の目
税理士会の研修に行くと、だいたい税理士がいます。当たり前です。ところがその日は、受付のあたりに、いつもとは少し違う人たちが混じっていました。髪型が違います。服装も違います。なぜか、体つきまで違って見えます。会計ソフトをつくるIT企業の人た... -
ひと区切り、ついてません
つい最近、ご依頼いただいていた相続の仕事を終えました。地銀にひとつ、口座が残っていました。手続きはご家族自身ですることになり、あとで残高が800円ほどだとわかりました。ご家族は、そのままにしておくことを決めました。取りに行かない、と決めるこ... -
念のため
少し前、「手持ち無沙汰」という記事を書きました。AIが仕事をしているあいだ、ついYahoo!ニュースを開き、ヤフコメまで読んでしまう、という話です。念のため申し添えておきますが、いつもヤフコメを読んでいるわけではありません。だって、税理士ですか... -
十か月と、もうひとつの時計
相続税の申告期限は、亡くなってから十か月です。 財産を調べ、相続人を確かめ、どう分けるかを話し合い、申告する。そのための時間として、十か月が用意されています。 けれど、一つの相続が終わらないうちに、次の相続が始まることがあります。 遺産分割... -
ぴかぴか、ぺらぺら
税理士向けの業務用品カタログというものがあります。そこには、相続税申告書を綴じるための専用ファイルも載っています。黒い皮革風の表紙に、金文字。希望すれば、被相続人や相続人の名前を金箔で入れることもできます。最高級品は、一冊8,200円から。商... -
四十九日と、十か月
相続が始まると、いくつもの時計が動き始める相続が始まると、期限の多さに驚くかもしれません。3か月以内、4か月以内、10か月以内。役所の手続き、銀行の手続き、年金の手続き。それぞれに期限や順序があり、整理する間もなく、波のように押し寄せてきま... -
机の向こう側
私の事務所は小さく、執務室と面談室を分けていません。 大きな机をL字形に並べて、一方ではパソコンに向かい、もう一方ではお客様と向かい合います。 相続の仕事では、通帳や戸籍謄本、契約書など、たくさんの書類を広げます。面談に使っているのは、普通... -
チェアパッド
私の事務所には、白い椅子があります。開業したころ、IKEAの通販で買いました。白くて、肘掛けがついた、ごく普通の椅子です。しばらくしてIKEAの店舗へ行ったとき、店内にあるだだっ広いレストランに入って驚きました。私が買ったものとよく似た白い椅子... -
手持ち無沙汰
最近、AIに仕事を手伝ってもらっています。AIに指示を出すと、そのあいだ私の手は空きます。待ち時間はそれほど長くありません。外へ出るほどでも、別の仕事を始めるほどでもない、中途半端な時間です。それで、ついYahoo!ニュースを開いて、何か面白い記...