最近、『税務署員うつうつ日記』という本が出たと知りました。
あのシリーズには、
「ヨレヨレ」
「ぐだぐだ」
「おどおど」
「ばたばた」
「うつうつ」
みたいな、ちょっと情けなくて、でも妙にその職業らしい四文字がついています。
では、もし税理士編があったら。
しかも、もし私に「税理士編を書きませんか」と依頼が来たら。
何日記だろう。
そんなことを、ChatGPTとブレストしていました。
最初に出てきたのは、
税理士そろばんぱちぱち日記。
これはかなり税理士らしい。
税額を計算する。
報酬を計算する。
時間を計算する。
この仕事は引き受けるべきか、頭の中でも計算する。
ぱちぱち、ぱちぱち。
しかし、ここで問題が発覚しました。
長い。
あのシリーズは、どうやら四文字が美しい。
「そろばんぱちぱち」は、ルール違反です。
では、
税理士ぱちぱち日記。
これでは拍手しているようです。
税理士こつこつ日記。
これは悪くありません。
税理士の仕事は、実際かなりこつこつしています。
でも、ちょっと立派すぎます。
「こつこつ努力して、お客様のお役に立っています」
みたいな、急に税理士会の広報誌の匂いがしてきます。
もう少し、トホホがほしい。
税理士せこせこ日記。
これも、かなりありそうです。
どうしたら一円でも税金が減るか。
これは経費になるか。
あれは何とかならないか。
そういう細かい損得勘定に、税理士はずいぶん長い時間付き合います。
ときどき、そこまで考えなくても、と思うこともあります。
でも、それを一緒に考えるのも仕事です。
せこせこ、せこせこ。
これはちょっと、トホホが強すぎるかもしれません。
税理士ちまちま日記。
あ。
これかもしれない。
通帳を一行ずつ見る。
資料を一枚ずつ確認する。
数字が一円合わなければ、どこが違うのか探す。
大きなお金を扱っているようで、実際には細かいところを、ちまちま、ちまちま。
なんだか、ずいぶん税理士らしい。
まだ出版社から依頼は来ていません。
それなのに、タイトルだけはだいぶ煮詰まってきました。
もし本当に依頼が来たら、
『税理士ちまちま日記』
でどうでしょう。
その日まで、もう少しちまちま考えておくことにします。

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