死と相続– tag –
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無料面談の前に
三通のメール 相続税申告について、オンラインでの初回無料面談の申し込みがあった。 事情はなかなか複雑そうだった。メールを三通やり取りしたのだが、どうにも相手の人物像が結ばれない。 一通読むたびに、別の人が書いているような気がするのだ。 最後... -
税理士事務所の小さな怪談
私の税理士事務所は、小さなワンルームマンションの一室にあります。 玄関の靴箱の上には、三つのものを置いています。金継ぎの器と、白いアロマストーンと、キャンドルポットです。 相続のご相談にいらした方は、事務所に入ってくるときには、たいてい何... -
1月1日に亡くなるということ
以前、1月1日に亡くなった方の相続税申告を、お手伝いさせていただいたことがあります。 相続の仕事をしていると、亡くなった方がその年に払うはずだった税金も確認します。 そのとき、不思議なことがありました。 住民税は、かかりませんでした。 でも、... -
亡くなったあとにも、住民税はかかる
相続の仕事をしていると、ときどき、ご家族からこんなことを聞かれます。 「もう亡くなっているのに、住民税を払うんですか?」 とくに年の前半に亡くなった方の場合、亡くなったときにはまだ、その年度の住民税の納税通知書が届いていないことがあります... -
税務署が、ちょんとタッチする
相続税について、「簡易な接触」が増えている、という記事を読みました。 令和6事務年度の件数は2万件を超え、前事務年度より17%増えたそうです。 「簡易な接触」という言葉自体は、前から知っていました。 その記事には、会計事務所としてはこれを軽く扱... -
税務署は知っている
ある日、税務署から郵便物が届きました。 亡くなった父の相続について、と書いてあります。 相続税の申告が必要ではありませんか。 そんな内容でした。 家族は、少し気味が悪くなりました。 どうして税務署が、父が亡くなったことを知っているのでしょう。... -
口座凍結スイッチ
夫が亡くなった。 妻は市役所へ行き、死亡届を出した。 窓口の職員は書類を受け取ると、内容を確認した。 「はい。確かに受理しました」 妻が去ったあと、職員は机の下に手を伸ばした。 そこには、小さな赤いスイッチがある。 カチッ。 信号は、市役所から... -
怖い仕事
税額を間違えること。大事な財産を見落とすこと。申告期限に間に合わないこと。 相続専門の税理士をしていると、こういうことはいつも気になります。 けれど以前、AIから、私の仕事について別のことを言われました。 「まゆさんの仕事は、怖い仕事だと思い... -
死亡日にも、朝があり、昼があり、夜がある
相続のご相談を受けると、私はまず、亡くなった日をお尋ねします。 ご家族を亡くして間もない方から、お問い合わせをいただいたときのことです。 「昨日です」 そう答えたあと、少し間を置いて、その方は言い直しました。 「あ、違いました。一昨日です」 ... -
温泉卵ができる前に
昨日は、敬老の日だった。 台風で雨が降っていた空は、一日たつと真っ青に晴れていた。日差しはじりじりと強く、自転車をこいでいると少し汗ばむ。往来には人がたくさん出ていた。 そんな中を事務所へ向かっていると、ふと思った。 遺言書を書こう。 昨日...
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